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住 所 |
新潟県新発田市大手町6丁目 |
撮 影 |
2016/07/07 |
歴 史 |
別名「菖蒲城」とも呼ばれる、初代新発田藩主溝口秀勝侯が慶長3年(1598年)に築城し、3代宣直(のぶなお)侯のときに完成しました。新発田城は一般に多くある山城とちがって、政治・経済の中心として交通の便利さを考え、平地につくった平城です。石垣がすき間なくかみ合うようにきちんと積まれる「切込はぎ」と呼ばれる美観を重視した技法でつくられ、北国の城特有の海鼠壁は全国的にも珍しいものです。
新発田城はかつて本丸、二の丸、三の丸からなり、堀や石垣に囲まれ、新発田川の水を巡らせた平城で、11棟の櫓と5棟の門が並び壮観な景観を呈していました。中でも、天守閣の代わりを果たしていたのが三階櫓です。3匹の鯱を配するという独特の櫓で、全国にも例がない大変珍しいものです。
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建 物 |
平成11年度から「地域文化財・歴史的遺産活用による地域おこし事業」として新発田城の調査・実施設計に取り組み、平成14、15年度に総額約12億円で本丸の三階櫓及び辰巳櫓を木造・本瓦葺き・漆喰による伝統工法により史実に忠実に復元し、併せて石垣の補強を実施。堀に囲まれて水辺に映る櫓も魅力があります。
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文指定 |
国の重要文化財 |
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平地に建てられた新発田城、周囲のお堀に映る城も趣があり美しい。
表門に入るとボランティアの方達が説明をしていただけます。気になったのはお堀に面した石垣が若干膨らんできているので数年後には修復が必要になると思われる。
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