◇◇ 館山城 ◇◇
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館山城

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住  所 千葉県館山市館山   
撮  影 2016/07/19
歴  史 1580年(天正8年)、里見義頼によって館山城が築城された。その後、1614年(慶長19年)に里見氏は改易され、館山藩は取り潰しとなった。この際に館山城も廃城となり、破却された。
後の1781年(天明元年)に、稲葉正明が館山藩主となって館山に入ったが城を再建することはなく、2代正武が城の麓に館山陣屋を構えて、そこを新たな政庁とした。映画や古くは浪曲などでおなじみの『南総里見八犬伝』は、1400年代、室町時代後期を舞台に、安房国里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)を主人公とする長編伝奇小説である。
共通して「犬」の字を含む名字を持つ八犬士は、それぞれに仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉(仁義八行の玉)を持ち、牡丹の形の痣を身体のどこかに持っている。関八州の各地で生まれた彼らは、それぞれに辛酸を嘗めながら、因縁に導かれて互いを知り、里見家の下に結集する。
滝沢馬琴はこの物語の完成(1800年代)に、48歳から75歳に至るまでの後半生を費やした。その途中失明という困難に遭遇しながらも、息子宗伯の妻であるお路の口述筆記により最終話まで完成(9巻までの大長編小説)。
建  物 現在建つ天守は、後に丸岡城を模して1982年(昭和57年)に再建された模擬天守であり、当時の天守の概要や外観については不明である。この天守は現在、館山市立博物館分館(八犬伝博物館)として利用され、周辺は城山公園となっている。
文指定 八犬伝博物館
コメント 当日は快晴で特に暑い日であった。駐車場の周辺にはパラパラと同年代(70歳前後)の人が散歩をしている程度で挨拶はお決まりの「暑いですねー」。お城までは15分程度か、坂道を登り到着すると何となく見覚えのある風景、海が見える場所に建ってようやく思い出した。「以前来たことがある」だがいつ来たのかなんで来たのかわからない。見晴らしのいい場所で建ち城を築くには絶好のロケーション、陸地からや海から攻めるにも相手の動きがすべて丸見えになるような場所、また、滝沢馬琴の小説「里見八犬伝」は幾度となり映画になって子供のころから楽しませてくれた場所。